薄茶用(お薄)と 濃茶用(お濃茶)の違い
お薄はいわゆる一般的に飲まれているお抹茶のことでお茶を点(た)てると表現します。 料理やスイーツなどにも使われます。
濃茶はお薄を作るときより抹茶の量を2倍~2.5倍入れ、お湯の量は半分程度のためお茶を練る(ね)と表現するほど抹茶がドロドロしています。
そのためお濃茶用は苦みや渋みの少ない高級なものが使用されます。
濃茶用は「薄茶」としても飲めますが、逆に薄茶用は「濃茶」としては向いていません。 濃度が濃いというだけではお濃茶として飲めません。
お濃茶用の上級なお抹茶を使用することで甘みと旨みを存分に味わうことができる、贅沢な一杯になります。
【薄茶(お薄)】 | 【濃茶(お濃茶)】 | |
抹茶の量 | 2g | 4g~5g |
お湯の温度 | 90℃ | 80℃ |
お湯の量 | 70ml | 30~40ml |