ひそかなブーム?
毎日の「朝茶」で健康習慣
日本では昔から「朝茶は七里帰っても飲め」「朝茶に別れるな」「朝茶は福が増す」「朝茶はその日の難逃れ」といった言葉があり、朝飲むお茶は体に良いこと・縁起の良いこととされてきました。
近年緑茶の研究で、カテキンに代表されるさまざまな成分の健康効果が明らかになり、「朝茶」があらためて注目されはじめています。
朝茶にはどのような効果が期待できるのでしょうか?
朝一杯の緑茶で得られる健康効果
朝茶におすすめのお茶は緑茶の代表格「煎茶」です。
カテキンだけでなく、朝の目覚めを助ける成分をバランスよく摂ることができます。
カフェインの覚醒作用で頭をスッキリ。
緑茶のまろやかな渋みと苦みで頭がスッキリする感覚は、多くの人に経験があるのではないでしょうか。
実は、煎茶には、コーヒーのおよそ3分の1のカフェインが含まれており、眠気をとる覚醒作用が期待できます。目覚めのコーヒーは刺激が強くて胃が痛くなる…という方にもおすすめです。
煎茶でカフェインをしっかり摂りたいときは、いつもより少し温度の高いお湯で淹れるのがおすすめです。カフェインは高温で溶出しやすい性質があるので、同じ茶葉でもカフェインの量が多くなります。
テアニンのリラックス効果で目覚めを快適に
緑茶の旨味・甘味成分「テアニン」は、特に玉露や高級煎茶に多く含まれる成分ですが、一般的な煎茶にも含まれています。
テアニンは「リラックス成分」とも呼ばれるアミノ酸で、最近の研究では、ストレスを和らげ、起床時の疲労感や眠気を軽減するといった効果が報告されています。
テアニンによって、朝茶は単に頭をシャッキリさせるだけではなく、心も体もほっとするようなリラックス効果が期待できるのです。
朝茶にオススメ煎茶ラインナップ
まろやか煎茶
(薫光/100g)
舌に残るまろやかさと濃厚でしっかりした味わいのバランス。
まろやか煎茶 (薫光/135g)
煎茶 (雅光/100g)
濃厚で旨みの強い、ふくよかな味わいの高級煎茶です。
煎茶 (慈光/100g)
香り高く、コクのある濃厚な味わいの高級煎茶です。
ここでは、アミノ酸「テアニン」の旨味が強く感じられるラインナップをピックアップしましたが、もちろん朝茶に使う茶葉に決まりはありません。ぜひ、あなたにぴったりのお好みの茶葉をさがしてみてください。
カテキンの効率的な摂取を健康習慣に
緑茶の健康成分といえば「カテキン」。抗ウイルス作用や、免疫力アップ、血糖値上昇の抑制、口臭予防など、さまざまな効果が注目されています。
特定保健用食品「トクホ」としても、さまざまな飲料メーカーから茶カテキンの健康効果を売りにした商品が販売されており、最近では、感染症の予防対策に茶カテキンが有効とされる研究結果が話題になりました。
「体にいいことはわかっているけど、なかなか煎茶を飲む機会がない…」という方も、朝茶であたらしい健康習慣を初めてみてはいかがでしょうか。
忙しい1日のはじまりにお茶を愉しむひとときを
朝はいつもバタバタする。という人も多いでしょう。
忙しい毎日を送る現代人だからこそ、一日のはじまりには急須で淹れたお茶で一服するほんの少しのゆとりを持っていただければ…とわたしたちは願います。
朝茶は、あなたの心と身体をリセットして、活力のあるスタートを切るお手伝いをしてくれるはずです。