ほうじ茶と麦茶、日常茶にオススメのお茶はどっち?
ほうじ茶も麦茶も、老若男女を問わず、シーンも選ばない日常茶。
どちらのお茶も苦みや渋みが少なく、澄んだ茶色い水色が特徴です。
共通点が多いことからほうじ茶と麦茶はよく比較されるのですが、原料はまったく別のもの。
ほうじ茶は煎茶と同じ茶葉からつくられ、実は緑茶の一種です。
麦茶はその名のとおり大麦を原料としてつくられます。
香ばしい味わいが健康の秘密?
ほうじ茶と麦茶のもう一つの共通点が、香ばしい焙煎香です。
原料を加熱する過程で生まれるこの香ばしさは、「ピラジン」と呼ばれる香り成分によるものです。
ほうじ茶や麦茶にかぎらず、コーヒーやローストしたナッツにも含まれているものですが、 この「ピラジン」の健康効果が近年注目を集めています。
ピラジンの効果
ピラジンには、血流をよくする効果があるといわれています。
冷え性の改善や、肩こりの緩和などが期待できます。
リラックス効果
ピラジンはリラックス成分とも呼ばれており、不安やイライラを抑える効果が期待できるそうです。
温かいほうじ茶や麦茶の香りで心がほっとするような感覚はピラジンの癒し効果によるものかもしれません。
カフェイン控えめ「ほうじ茶」と、カフェインゼロ「麦茶」
ほうじ茶に使われる茶葉にはカフェインが含まれていますが、麦茶はカフェインゼロです。
茶葉に含まれるカフェインはお茶の種類によって異なるのですが、焙煎の過程でカフェインが減少するため、ほうじ茶は低カフェインのお茶とされています。
眠気覚ましや集中力アップなどの効果も期待できるカフェインですが、少しでも摂取を控えたいという方には、麦茶がオススメです。
おすすめほうじ茶・麦茶ラインナップ

ほうじ茶 (珠光/40g)
高い香りと深みのある味わいが楽しめます

匠ほうじ茶(200g)
深みのあるすっきりした味わい

宇治 浅火炒りほうじ茶(200g)
茎部分を丁寧に浅火で仕上げました

ほうじ茶 [プレミアムティーバッグ](2.5g×12P)TBH-5
やわらかい茎の部分を焙じた、香り高くやわらかい味わい

徳用ほうじ番茶(30P)
ほうじ茶粉と番茶をミックスした香り高いティーバッグ
カフェインゼロ・カテキンゼロ。ホットでもおいしい麦茶
麦茶は、茶葉由来のカフェイン・カテキンを一切含まないノンカフェイン。少量でもカフェインを避けたいという方も安心してお飲みいただけます。
夏のイメージが強い麦茶ですが、ホットで飲む麦茶も香ばしく格別です。
原料は、厳選した国産大麦を100%使用している点もおすすめポイントです。
カテキンのうれしい効果と麦茶の豊富なミネラル
煎茶や玉露に比べると含有量は少なくなりますが、ほうじ茶にも「カテキン」が含まれています。抗ウイルス作用や、免疫力アップ、血糖値上昇の抑制、口臭予防など、さまざまな効果が注目されているカテキン。毎日口にするほうじ茶で体にうれしい効果が期待できます。
麦茶には、ナトリウムやカリウムといった多様なミネラルが含まれており、特に夏場の水分補給に良いとされています。カフェインゼロで胃腸にも優しいと言われる麦茶は、小さなお子様でも飲みやすい日常茶の代表格です。
気分に合わせてお好みのお茶を
水分補給はもちろん、食事のときや、リラックスタイムなど、シーンや人を選ばず使いやすい「ほうじ茶」と「麦茶」。
特に麦茶は冷やして飲むイメージが強いかもしれませんが、ほうじ茶も麦茶もホットで飲むとより豊潤な香ばしさを楽しむことができます。
ほうじ茶は、さっぱりとしていながらも、カテキン由来のほのかな渋みを含む緑茶ならではの味わい。
一方、渋みや苦みがなく、透明感のあるすっきりとした香ばしさが楽しめる麦茶。
それぞれのお茶で期待できる健康効果には違いもありますが、どちらも刺激が少なく体に優しい飲み物です。ぜひシーンや気分に合わせてお好みの銘柄を探してみてください。